・台風19号の影響ならびにJR・私鉄各線の計画運休が発表されたため、本学会は本日11日までの開催といたします。明日12日の開催を中止とすることを決定いたしました。みなさまの安全確保を第一優先とさせていただきましたので、何卒ご了承のほど、お願い申し上げます。
日本精神病理学会 第42回大会
会長 古茶 大樹
会員各位のお手元にはすでに『日本精神病理学会 第42回大会 プログラム・抄録集』が届いていることと思いますが、プログラム内容に変更がございますので、以下をご確認ください。
■日時の変更
評議員会
【変更前】10月11日(金曜日)11:50~12:20
【変更後】10月11日(金曜日)11:20~11:50
総会
【変更前】10月11日(金曜日)11:10~11:40
【変更後】10月11日(金曜日)12:20~12:50
ランチョンセミナー1
【変更前】10月11日(金曜日)11:50~12:40
【変更後】10月11日(金曜日)11:20~12:10
特別試写会
【変更前】10月11日(金曜日)11:40~12:46
【変更後】10月11日(金曜日)11:10~12:16
特別講演1「精神疾患を分類する―KahlbaumからWernicke、Kraepelinへ」
司会:濱田秀伯(JDC精神療法センター六番町メンタルクリニック)
演者:松下正明(東京大学名誉教授)
開催日時・場所
【変更前】10月11日(金曜日)12:50~13:50 A会場(一橋講堂)
【変更後】10月12日(土曜日)13:30~14:30 A会場(一橋講堂)
特別講演2「呉秀三先生のこと;付・ぼくが目ざした精神病理学の方向」
司会:古茶大樹(聖マリアンナ医科大学神経精神科学教室)
演者:岡田靖雄(青柿舎(精神科医療史資料室))
開催日時・場所
【変更前】10月12日(土曜日)13:30~14:30 A会場(一橋講堂)
【変更後】10月11日(金曜日)12:50~13:50 A会場(一橋講堂)
ご迷惑をお掛けいたしました会員の皆様、司会・演者の先生方に深くお詫び申し上げます。
2019年8月23日 日程表・プログラム、大会参加者へのご案内、発表者・座長・発言者へのご案内、利益相反(COI)の開示についてを掲載しました。
2019年8月22日 採択結果を掲載しました。
2019年7月3日 演題募集を締め切りました。
2019年6月19日 演題募集を延長いたしました。
古茶 大樹(聖マリアンナ医科大学神経精神科学教室 教授)
精神病理学はたいへん裾野の広い学問ですが、日々の臨床に最も深いつながりがあるのが精神障害の診断です。精神病理学なくして、精神障害の診断分類、個々の概念の定義は成立しません。不思議なことに、学会の歴史を振り返ってみると、これらについてしっかりと議論されたことがないように思えます。本大会では、ここにスポットライトを当てたいと思います。
身体医学では、最新のものこそが最高水準と理解されていますが、精神医学の場合はそうとも言えません。クレペリン、ヤスパース、シュナイダーといった偉大な先達の築き上げた診断・分類学の思想は、現在のそれの礎をなすものですし、今日でもヤスパースの了解をはじめ、多くの歴史的概念の再検討がこの学会でもなされています。その一方で、昔は取り上げられることのなかった、新しい時代の波もまたあります。テーマを「精神病理学と精神医学史とのつながり」としましたが、ここには精神病理学には歴史的な視点を欠くことができないというメッセージが込められています。
二つのシンポジウムは診断分類と主要な精神障害の概念を歴史的見地から振り返ろうとするものです。会長講演で伝統的精神医学の思想を取り上げ、シンポジウム1では、今日の代表的な二つの国際的分類体系であるDSM-5とICD-11を詳しく検討します。単なる内容紹介ではなく、それぞれの体系が、今日そのような形で出来上がった歴史的背景を踏まえた発表を期待しています。討論の時間も設けますので、ぜひ皆さんのご意見もお聞かせください。本学会が、今日の国際的分類体系についてどのような見解を持っているのか、意見の集約までは難しいかもしれませんが、学会としての議論を記録に残しましょう。これもまた新たな歴史の一ページとなるものと思っています。シンポジウム1を総論的内容とするならば、シンポジウム2は、各論になります。主要な精神障害の類型は理念型として提唱されているものです。同じ病名でも、それは時代ごとに定義が違っています。個々の概念について、現在に至るまでの歴史的変遷を検討し、できればその未来を予測してもらいたいと考えています。
二つの特別講演は精神医学史学会の重鎮お二人をお招きしました。松下正明先生にはKahlbaum, Wernicke, Kraepelinにとって精神障害を分類することにどのような意味があったのかをお話しいただきます。まさに本大会のテーマとシンポジウムに沿ったものです。昨年は、呉秀三が私宅監置の実態報告(『精神病者私宅監置ノ実況及ビ其統計的観察』)をして100年の節目にあたり、ドキュメンタリー映画「夜明け前−呉秀三と無名の精神障害者の100年」が公開されました。岡田靖雄先生には、その呉秀三についてお話をしていただきます。会期中にこの映画も上演する予定です。
シンポジウム、特別講演、映画上映、いずれも精神病理学を専門としない方にとってもわかりやすく興味を持っていただける内容となっています。本学会員だけでなく、多くの方々のご参加を心からお待ちしております。
学会名 | 日本精神病理学会 第42回大会 Japanese Society of Psychopathology |
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学会テーマ | 精神病理学と精神医学史とのつながり |
会期 | 2019年10月11日(金曜日)・12日(土曜日) |
会場 | 学術総合センター 〒101-8430 東京都千代田区一ツ橋 2-1-2 |
会長 | 古茶 大樹(聖マリアンナ医科大学神経精神科学教室 教授) |
聖マリアンナ医科大学神経精神科学教室
〒216-8511 川崎市宮前区菅生2-16-1
TEL:044-977-8111 FAX:044-976-3341
株式会社サンプラネット メディカルコンベンション事業部
〒112-0012 東京都文京区大塚3-5-10 住友成泉小石川ビル6階
TEL:03-5940-2614 FAX:03-3942-6396
E-mail:pspa42@sunpla-mcv.com
一般演題を募集いたします。多数の演題のご応募をお待ちいたしております。
下記より抄録原稿テンプレート(Microsoft Word)をダウンロードのうえ、必要事項をご記入ください。
42精神病理学会 演題応募
応募者氏名:
応募者所属:
応募者住所:「勤務先」もしくは「自宅」
電話番号:(日中連絡可能な番号)
その他/備考:
【筆頭演者名.docx(例:東京太郎.docx)】
日本精神病理学会 第42回大会 運営事務局 演題応募係
E-mail:pspa42-endai@sunpla-mcv.com
登録後の抄録に修正がある場合は、修正した抄録ファイルを上記送付先へお送りください。
その際、ファイル名は【筆頭演者名_修正●月●日.doc】としてください。ただし、募集期間内のみの受付となります。募集期間後の変更は一切お受けすることができませんのでご了承ください。
受領後、自動返信メールをお送りいたします。
24時間以内にメールが届かない場合は、お手数ですが運営事務局までご連絡ください。
一般演題の採否、発表日時、会場等は第42回大会事務局で決定いたします。
採否および発表日時については、8月頃に応募時のメールアドレスに通知します。
日本精神病理学会 第42回大会 運営事務局
株式会社サンプラネット メディカルコンベンション事業部
〒112-0012 東京都文京区大塚3-5-10 住友成泉小石川ビル6F
TEL:03-5940-2614
E-mail:pspa42@sunpla-mcv.com
上記アドレスにメールする際は、件名に「42精神病理学会 演題問合せ」と明記してください。
一般演題の採択結果をご案内いたします。
PDFを閲覧・プリントするには、Adobe Readerが必要です。 最新バージョンのダウンロードをお勧めいたします。 |
1日目
10月11日(金曜日) 2日目
10月12日(土曜日)
日本精神神経学会ホームページの「利益相反(COI)」ページの指針・細則をご確認のうえ、発表時に開示してください。
下記COI開示スライド(ppt)を参考にし、スライドの2枚目(演題・発表者などを紹介するスライドの次)に、COI状態を開示してください。
学術総合センター
〒101-8430 東京都千代田区一ツ橋 2-1-2